至誠(しせい) | 至誠とは真心であり、「我道は至誠と実行のみ」(夜話139)という言葉の通り、尊徳の仕法や思想、そして生き方のすべてを貫いている精神である。 |
勤労(きんろう) | 人は働くことによって、生産物を得て生きていくことができる。また、働くことを通して知恵を磨き、自己を向上させることができると説いた。 |
分度(ぶんど) | 人は自分の置かれた状況や立場をわきまえ、それにふさわしい生活を送ることが大切であり収入に応じた一定の基準(分度)を設定しその範囲内で生活することの必要性を説いた。 |
推譲(すいじょう) | 節約によって余った分は家族や子孫の為に蓄えたり(自譲)、他人や社会のために譲ったり(他譲)することにより、人間らしい幸福な社会ができると尊徳は考えた。 |
積小為大 (せきしょういだい) |
小さな努力の積み重ねが、やがて大きな収穫や発展に結びつくという教えです。 小事をおろそかにする者に、大事が果たせるわけがないと尊徳は考えた。 |
一円融合 (いちえんゆうごう) |
全てのものは互いに働き合い、一体となって結果が出るという教えである。 例えば、植物が育つには水・温度・土・日光・養分・炭酸ガスなど、 いろいろなものの徳が溶け合ってひとつになって育つ。 |